【事後レポート】「2026東京国際ユーススポーツ大会(バドミントン・卓球)」閉幕

  • 国際交流事業

「2026東京国際ユーススポーツ大会
(バドミントン・卓球)」閉幕

未来を担う若きアスリートが東京で躍動
バドミントンは福島県、卓球はチャイニーズ・タイペイが栄冠を掴む!

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          バドミントンで優勝した福島県                   卓球で優勝したチャイニーズ・タイペイ

 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団、東京都バドミントン協会及び一般社団法人東京都卓球連盟は、2026年8月29日(土曜日)・30日(日曜日)の2日間、駒沢オリンピック公園総合運動場にて「2026東京国際ユーススポーツ大会(バドミントン・卓球)」を開催しました。 本大会は、ジュニアユース世代の選手の競技力向上等を図ることを目的に、5月のサッカーに続いて開催されたものです。バドミントン、卓球の両競技で世界各国・地域から有望な選手たちが競い合うとともに、スポーツを通じた相互理解と友情を深める機会となりました。

世界各地の有望選手が熱戦を繰り広げる

 本大会にはバドミントン・卓球それぞれ8チームが参加し、アジア、欧州、北米の選手らが東京に集結しました。試合会場では、各国・地域の異なるプレースタイルや戦術がぶつかり合い、国際大会ならではのハイレベルな熱戦が繰り広げられました。

 大会初日の8月29日(土曜日)の開会式では、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団理事長の岡﨑義隆より「本大会の前身である『ジュニアスポーツアジア交流大会』は、2007年の開催以来、多くの若きアスリートたちの競技力向上と国際交流の場となり、世界を舞台に活躍する選手が数多く誕生しました。」と、これまでの大会の歩みに触れ、「東京で築かれた選手同士の絆や本大会で得た経験が、皆さんの可能性を広げ、これから世界の舞台を目指す上でのかけがえのない財産となることを願っています。」と、次世代を担う選手たちへの期待を述べました。

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          開会式での参加チーム集合写真             開会宣言を行う(公財)東京都スポーツ文化事業団理事長 岡﨑義隆

バドミントンは福島県、卓球はチャイニーズ・タイペイが優勝!

 大会2日目の8月30日(日曜日)には、各競技の順位決定戦が行われました。最後の1点まで勝敗の行方がわからない白熱した試合が繰り広げられる中、バドミントンは福島県とインドネシア、卓球はチャイニーズ・タイペイと大韓民国が決勝へ進出。会場では選手たちの気迫あふれるプレーに、仲間や観客からの声援が響き渡りました。

 バドミントンの決勝では、序盤から両チームが鋭いスマッシュを打ち合い、高速ラリーを展開。相手の動きを読みながら放つドロップショットや、ネット際での繊細な攻防など、一瞬の判断が勝敗を左右する緊迫した試合となりました。両者一歩も譲らない総力戦となる中、序盤に連続得点で流れを引き寄せた福島県が接戦を制し、3-2で勝利。見事、優勝を果たしました。

 卓球の決勝では、サービスからの鋭い3球目攻撃や強烈なフォアハンドドライブが飛び出すなど、攻守が目まぐるしく入れ替わる激しいラリーが展開されました。大韓民国が2ゲームを先取するも、チャイニーズ・タイペイが粘り強く追い上げ、試合をひっくり返しました。会場から大きな声援が送られる中、最終的に3-2でチャイニーズ・タイペイが勝利し、見事頂点に輝きました。

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      バドミントン決勝戦(福島県 対 インドネシア)           卓球決勝戦(チャイニーズ・タイペイ 対 大韓民国)

主催者による総評

 表彰式・閉会式では、主催者から選手に対し、今後への期待が語られました。

 東京都バドミントン協会副会長の殿川宣勝は、選手への労いの言葉を掛けるとともに、「東京で出会い、スポーツを通じて生まれた仲間との友情をこれからも大切にしてほしい。」「皆さんが交わした握手や励ましの言葉がそれぞれの国や地域に持ち帰られ、次の世代に受け継がれることを願っている。」と、この大会を通じてできた絆が、今後も続き、発展していくことへの期待を語りました。そして、「表彰台に立った誇りも、あと一歩届かなかった悔しさ、仲間と励ましあった時間も決して無駄にならない。」とし、この大会を通じて得た経験を、今後の挑戦への糧としてほしいと述べました。

 一般社団法人東京都卓球連盟会長の宮﨑義仁は、国や地域、言葉や文化の違いを越え、卓球を通じて交流を深めた選手たちの姿を振り返り、「今回の大会で得た経験は、目の前の勝敗だけでは測ることのできない大きな財産になる。」と選手たちに語りかけました。また、初めて対戦する海外選手との試合や、言葉の壁を越えた交流を通じて得た一つひとつの経験が、競技力だけでなく人としての成長にもつながると期待を寄せました。さらに、「今日、同じ台を挟んで真剣に戦った選手たちが、将来、世界の舞台で再び出会う日が来るかもしれない。」と選手たちの未来に思いを馳せました。「東京で一緒に戦った」という経験が将来の選手たちの心に残ることを願うとともに、本大会が若い選手たちが世界へ目を向けるきっかけとなり、東京と世界をつなぐ卓球交流の場としてさらに発展していくことへの思いを、選手たちに届けました。

大会結果

バドミントン

優勝 福島県 5位 埼玉県
2位 インドネシア 6位 マレーシア
3位 タイ 7位 東京都A
4位 チャイニーズ・タイペイ 8位 東京都B

卓球

優勝 チャイニーズ・タイペイ 5位 東京都B
2位 大韓民国 6位 東京都A
3位 フランス 7位 アメリカ合衆国
4位 シンガポール 8位 福島県

選手コメント

バドミントン

福島県 神林 美彩(かんばやし みさ)選手:福島県立ふたば未来学園中学校<優勝>

「チームみんなで掴み取った『優勝』は、本当にすごく嬉しいです。その反面、個人としてはすごく悔しくて、課題がたくさん残る大会になりました。実際に海外の選手と戦ってみたら、思っていた以上に背が高くて、高い位置から打ち込んでくるショットの速さやパワーに圧倒されてしまいました。体格の違いや試合展開の速さに最後までついていけず、女子シングルスで負けてしまったのが本当に悔しかったです。この悔しい経験を無駄にせず、これからは海外の選手の強いショットにも押し負けないようにもっと鍛えていきたいです。パワーに対抗できるようなコースの突き方や組み立て方も練習して、次は個人でも納得できる結果を出せるように頑張ります。」

福島県 齋藤 亘(さいとう わたる)コーチ

「直近の全国中学校バドミントン大会では『優勝』という明確な目標を背負い、プレッシャーの中で戦ってきましたが、今回の国際大会では選手たちの意識を一度リセットさせました。世界レベルの強豪と戦えるまたとない機会だからこそ、『国内での戦いとは気持ちをガラリと切り替えて、ミスを恐れず自分の力を試してこい、とにかく果敢にチャレンジして思い切ったプレーをしなさい。』と声をかけ、背中を押してコートへ送り出しました。」

インドネシア DIVYA AMANTA KUNCORO(ディフィヤ アマンタ クンチョロ)選手<2位>

「今大会には、インドネシアの14歳以下のバドミントン競技で1位に選ばれたことをきっかけに参加しました。バドミントンを始めたきっかけは、(アテネオリンピック銅メダリストの)父に教えてもらったことです。今でも父と一緒に練習することがあり、スマッシュやショットのバリエーションを増やすようアドバイスを受けています。今日の試合でもそのことを意識しながら、落ち着いてプレーすることができました。将来は、世界レベルで活躍するバドミントン選手になることが夢です。」

東京B 加藤 勇樹(かとう ゆうき)選手:実践学園中学校<8位>

「海外の選手は(ラケットの)振り方が日本の選手とは違うように感じて、どこに打ってくるのか予測できず、思うように対応できなかったことが悔しかったです。その中でも、自分のプレーができるように、相手を大きく動かしたり、『どこを狙ったら相手が嫌がるか』を考えたりしながらプレーすることを意識しました。海外選手との対戦を通して、これまで見たことのない技やプレースタイルに触れることができ、とても勉強になりました。」

卓球

チャイニーズ・タイペイ LU SHIH-YUAN(ルー シーユェン)選手<優勝>

「優勝して最高に気持ちいいです。フランスや韓国など、選手ごとのプレースタイルの違いには特に注意していました。今回の大会で得た経験を、これからの練習や試合にも活かして、11月の世界ユース卓球選手権でさらに成長した姿を見せたいです。中国語で「以球会友」という言葉がありますが、これは球技を通じて友情を育むという意味です。言葉が通じなくても、卓球を通じて他国の選手と仲良くなることができました。」

フランス NOLAN JOHNSTON(ノーラン ジョンストン)選手<3位>

「日本での事前合宿はとても充実しており、貴重な経験を積むことができました。合宿や大会を通じて、他国・地域の選手たちの練習に対する真剣さやプレーの激しさに大いに刺激を受けました。日々の練習や試合での意識向上に活かしていきたいです。 移動のバスの中では福島県の選手たちが日本の食べ物を紹介してくれたり、試合後にお土産をプレゼントしてくれたことも心に残る素敵な思い出です。直近では、U-15世界選手権での活躍、そして将来的にはフランスのシニア(トップ)代表チームに入り活躍したいです。」

東京都B 嶋田 紗和(しまだ さわ)選手:武蔵野中学校<5位>

「各国・地域で一球一球の質が違い、実際に戦ってみて自分の力はまだまだ世界には通用しないことを実感しました。来年は、チームを引っ張れるようなエースになり、今回の大会で得た反省点を活かして、今後の大会で優勝できるように頑張りたいと思います。試合以外では、海外の選手と折り紙を一緒に折ったり、翻訳機能を使い会話をすることで、言語が異なっても、コミュニケーションを取ることができるんだなということを実感することができました。」

「2026東京国際ユーススポーツ大会
(バドミントン・卓球)」概要

大 会 名

2026東京国際ユーススポーツ大会(バドミントン・卓球)

実施競技

▼バドミントン

種目:団体戦(男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、混合ダブルス)

▼卓球

種目:団体戦(男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス)

日  程

令和8年(2026年)8月29日(土曜日)・30日(日曜日)

会  場

駒沢オリンピック公園総合運動場(世田谷区駒沢公園1-1)
体育館(バドミントン)/屋内球技場(卓球)

参加チーム

▼バドミントン

 チャイニーズ・タイペイ、インドネシア、マレーシア、タイ、福島県、埼玉県、東京都(2チーム)

▼卓球

 チャイニーズ・タイペイ、フランス、大韓民国、シンガポール、アメリカ合衆国、福島県、 東京都(2チーム)

選   手

 平成23年(2011年)1月1日以降生まれで16歳未満の選手:男女各3名

主   催

 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団、東京都バドミントン協会、一般社団法人東京都卓球連盟

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